カルシウム

カルシウムの主なはたらき

  1. 骨や歯をつくり、丈夫にする
    体内にあるカルシウムの99%が骨と歯に含まれています。

  2. 筋肉の働きを保つ

  3. イライラを抑える
    カルシウムが不足すると、イライラしたり、怒りっぽくなります。

1日に必要なカルシウムの量

年齢男(mg)女(mg)
6~7才(小学校低学年)600600
8~9才(小学校中学年)600~700600~700
10~11才(小学校高学年)700700
12~14才(中学校)900700
成人600~700600

子供たちの体は大人と比べると小さいですが、成長する大切な時期なので、大人と同じ、又はそれ以上のカルシウムを必要としています。

給食では1日に必要な量の約半分、小学校では300~350mg、中学校では400mgのカルシウムが摂れるようになっています。

カルシウムを多く含む食品

カルシウムは牛乳や乳製品、わかめやひじきなどの海藻、小魚などに多く含まれています。

特におすすめのカルシウム源は、毎日給食にもついている牛乳です。

牛乳に含まれるカルシウムは吸収率がよく、牛乳1本(200ml)に含まれるカルシウム227mgの約53%を体内に吸収することができます。

成人が1日に必要なカルシウム量は600mgとされています。

600mgのカルシウムを摂るには

牛乳600ml(3本)しらす干し120g(カップ1/2杯)
豆腐500g(1と2/3丁)干しわかめ80g(カップ2杯)
チーズ95g(2/5本)ほうれん草1200g(4わ)

ただし、一つの食品ばかりを多く摂るのではなく、これらの食品を上手に組み合わせて食べましょう。

カルシウムの吸収について

たくさんカルシウムを摂っても、体内で吸収されなければ意味がありません。

カルシウムの吸収を高めるためには

  1. 日光にあたる
    日光にあたると体内でカルシウムの吸収をよくするビタミンDが生成されます。
    日光にあてた食品、干ししいたけなどにもビタミンDが含まれています。

  2. 良質のたんぱく質を一緒に摂る
    カルシウムの吸収には、たんぱく質が必要です。

  3. 運動をする
    運動することにより、カルシウムが骨に吸収されます。
    運動不足になると骨の中のカルシウムが減ってしまいます。

カルシウムをしっかり摂って、 外で元気に遊び丈夫な体をつくりましょう!